1年近く待った甲斐があってやっとパラダイスバード・クロニクルが発売された。もう奇声をあげながら転げまわるくらい素晴らしい。何が素晴らしいって、主人公が明治時代人みたいな言葉遣いしてるし、お化けや妖怪も出るし、その上SFだってことがもう最高だ。小学校の時にこの人の描いた稲生物怪録を読んで以来の大ファンなんだがあれから30年、生きてて良かった。
新顔の登場人物では国花さんはもちろんとして小間使いのルメールさんが特にお気に入りだ。ルメールさんは猫の木蓮が人間に化けたものじゃないかと思ってるんだが違うんだろうか。夜中に猫缶食ったりしてるし化け猫なのは確かなんだが、前作の木蓮と同じだという描写がない。元の猫も全長2メートルらしいし、明らかに木蓮さんよりでかいのも気になる。
最近宝石の国を見ているが、こちらもすごい。先生がかっこ良すぎる。数億年は未来の話でなんで坊主の恰好をしているのかとかそんな事などどうでもよくなるくらいに男前だ。ウエントリコスス王もCGになって原作より若干優雅さが減った感じもするけれど相変わらずかっこいい。
なんというかこういう「とんでもなく遠くに来てしまった」感のある物語が大好きだ。ありふれているようでなかなか見つからないので今期は大漁で物凄くうれしいぞ。
で、クルルァのエンジンのOHをはじめたという話。
別に故障したとかそんなことはなくむしろ絶好調なんだが10万キロを超えたこともあり、なんとなくOHしてみたという感じだ。 まあ、ターボが時々ミャーミャー音を出してたりそろそろヤバい感じはしていたので精神衛生のためにも一度ばらしておいたほうがよいだろう。
ヘッドカバーを開ける。 汚い。
マイナスドライバーではなく適当なヘックスを突っ込んで回り止めにして、ハンドインパクトレンチでプーリーボルトを外す。
ヘッドが外れた。 これ、元に戻るの?という不安がよぎる。
ヘッドやら色々、モノタロウの強力クリーナーで洗浄する。 最初は浴槽に直接ぶちこむ計画だったがやらなくてよかった。
排気ポートがカーボンを噛みこんでボロボロだったのでバルブシートカッターを購入。
これ、aliexpressで「悪いことは言わないからもう少しいいのを買え」って売り主自身が書いているといういわくつきの代物。 たぶん中国の人ももっといいものを使ってる。
中身もなんか精密工具らしからぬ雰囲気だ。 っていうかこれ、Call of Pripyatで銃のカスタマイズ屋から依頼を受けて拾いに行かされる工具にそっくりだ。アレ、中国製のバルブシートカッターだったのか。 こんな工具で銃のチューニングができるとも思えないが…
男は度胸、なんでも試してみるものさ、とばかりに削ります。どう失敗しても最初よりはマシです。カッターの角度は整備マニュアルの指定と全然違うけれど、45度面だけちゃんとしてたらたぶん大丈夫。
2ミリ幅くらいのベタ当たりだったのがちゃんと指定の幅に収まっています。 安物工具、意外と使えるかもしれない。(バイクのバルブをやる時はちゃんと業者に加工に出します。なんというか、自分の中では四輪の地位は低い)
ベルトテンショナーもガラガラ言っていたのでプレスで交換します。JET工房さんのブログで紹介されていたこのプレス機、なかなかいいです。 いらないときはバラバラにして収納できるのがイイ。
この後、2週間以上に渡ってクルルァはバラされたままとなります。 もう雪が積もるというのに、まずい。
おまけ。 散歩中に群れに遭遇。