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2019/12/06

FLIR ONEが壊れた

久しぶりにFLIR ONEを使おうとしたら電源ボタンがオレンジ色に光るだけで認識しない。電池を抜いて強制リブートしたりしてるうちにFLIR ONEはバラバラになってしまった。


同じ現象に遭った先人達の記事によると、FLIR ONEの二代目はチップのハンダ付けが致命的に弱くてすぐに故障するのだという。
中古でebayで買ったやつだからもう 基板ごとオーブンに突っ込むくらいしかできることはなさそう。

だいたいこいつはスマホに刺して使うくせに電池駆動で、ちっちゃいLiPo電池が入っているという厄介者だったからあまり気に入らなかった。
かくなるうえはFLIRセンサだけ取り外して活用することにしよう。

こいつに入ってるのはLEPTON3というモジュールで適合するボードがAliexpressなんかで売ってる。40ドルでUSB接続のボードに心ひかれたがどうみても真っ赤なパチモンなので見送った。パチモンには散々煮え湯を飲まされているからそう簡単にはひっかからない。
正規品のボードは100ドルくらいする。こんなものに100ドル出すくらいならもう少し出してFlirOneの最新型が買えるのでパスだ。

しょうがないのでSPI接続のブレークアウトボードを注文した。TFT付きのラズパイが転がっていたからそいつにくっつけるとしよう。

2019/12/02

人形の国など

弐瓶勉の人形の国最新刊を読む。
主人公が頭だけになってずっとタイターニアの尿に漬かってるだけの話だった。
ヒロインの尿を浴びて過ごすとかエスロー、どんな勝ち組なんだ。タイターニアは尿じゃないと言っているが他の人にはっきり尿だと指摘されてるのでやはりあれは100%の尿だと思う。
人形の国、ヒネたギャグばかりだし登場人物の名前もなげやり(ライブドア帝国とかさ)だったので心配だったけどやっと面白くなってきた感じだ。

あとは星界の紋章の漫画版を読んではまったので原作を一気読みしていた。昔、表紙を見て「宇宙エルフw」とずっと敬遠していたのが悔やまれる。読んでみると実際宇宙エルフじゃなくて宇宙モンゴルだし戦闘描写は濃いし滅茶苦茶面白い。
一番お気に入りのキャラはスポール准提督だ。彼女の副官がうらやましくなるくらいかっこいいぞ。
冴えない主人公が突然宇宙帝国に連れていかれるという点では家畜人ヤプーに似ているが(奇しくも主人公の名前はどっちもリンだ)こっちは伯爵の待遇なので天と地くらい違う。
アーヴとイース貴族が出会ったら意外と意気投合するかもしれないけど日本人がルーツだってバレたら即食用にされかねないので危うい。

2019/12/01

wr250r エンジンオーバーホール2

 加工に出したピストンが戻ってくるまで他の箇所も仕上げていきます。
まずはウオーターポンプから。漏れていないけどせっかくオイルも冷却水も抜いているのでついでに。
ウオーターポンプシールをまずタイヤレバーか何かでえぐり取ってからベアリングを反対からたたき出すのがベスト。最初、何も考えずにベアリングプーラーを使って傷がついてしまった。泣きながら傷をならしてスベスベに戻す。
しかもこんなオイルまみれで狭くて力が入りにくい場所でなぜかトルクスねじが使われてるので舐めそうになる。手持ちのトルクスビットが安物なだけかも。

ここのベアリングはNTNの6900なのでモノタロウなんかで買うと安い。

ウオーターポンプシールをヌパチョォとセット。


 ピストンを待つ間時間があったので手動カムチェーンテンショナーもスクラップで作ってみた。厚さ10㎜もいらなかった。
たしかにこれでカムチェーンテンショナーとして機能はするけれどなんとなく怖いので採用は見送った。振動で緩むとえらいことだし、なにより破壊工作が超簡単なのもいやだ。

 やっとピストンがエヌイーから帰ってきた。ピストントップと裏なんかモリブデンショットいらないからもっと料金安くなんないかな? 薄いピストンなんだから直径より面積で値段決めて欲しい。ついでにピストンピンもモリブデンショットだ。
新品のピストンとかピストンピンもすでにこの手の表面加工がされている気がするので全くの気休めだ。

ウェビックに注文していたガスケット類が届いたが相変わらず梱包がずさんだ。
ガスケットとロータープーラーを注文したのだが、鉄の塊の工具が緩衝材なしでガスケットの上をゴロゴロしてる状態で届いた。せめてゴロゴロしないようにテープで止めるとかしないのかな。以前にクランク一式を注文した時も薄い段ボール箱で緩衝材なしでゴロゴロした状態で送って来たからもうここはこういう店なんだとあきらめるしかない。

 早速合体!!! カムチェーンも新品に交換!ちなみに半コマくらい伸びてた。こういうのは気持ち悪いので新品に交換が正しい。
ピストンピンクリップは割りばしで押し込むやり方で簡単に入った。やたらと太いクリップなので飛んでいくのが怖かったが なんとかなった。

 シリンダーも合体! ここでダウエルピンなんかがクランクケースに転がり込むと悲惨なので細心の注意が必要。

 リングコンプレッサーの必要もなくシリンダーがはまった。
ちなみにこの写真でピストンピンクリップが完全にはまってないように見えてしばらく悩みに悩んだ。結局、角度の問題でこう見えるという結論に。

 シリンダー合体完了! ああ…次はヘッドだ…

 タイミングをしっかり合わせる。カムチェーンテンショナーはマニュアル通りに手では絶対縮まらなかったのでプレスで少しずつ縮めた。素手で最後の溝の一歩手前までは縮められるのだが必ずそこで力尽きてしまうので絶対無理。
カムチェーンテンショナーを取り付けて、排気側のチェーンを押さえながらクランクを反時計回りに回すとテンショナーが伸びてチェーンがガッチリ張ります。

チェーンのたるみのせいで、チェーンを張ると少しずれてしまうのだがどうやらこれが普通らしい。心配なので2回くらいやりなおした。

後はチマチマと元通りに組み上げてオイルと冷却水を入れておしまい。
雪に閉ざされる寸前なので数百メートルしか試運転できなかったが最高!
セルも一発でかかるし、なんか音も違うしパワーも戻った感じがする。


エンジンを降ろさなくても腰上オーバーホールは可能なのでものぐさな人も是非チャレンジしてみて欲しい。

 クランクの変色とかシリンダーの摩耗具合から判断してまた近い将来開けることになりそう。その時はThumper Racingのボアアップキットと3mmストロークアップのクランクを検討してみよう。

2019/11/12

wr250rエンジンオーバーホール 1

ある日、エンジンをかけるとガガガと物凄い異音がして30秒くらいで収まった事があってからどうもパワーがない感じが気になっていた。
とっくに4万キロ超えてるし腰上オーバーホールをやってみた。

圧縮圧力を計ろうとタンクを外したところで暖機を忘れた事に気が付く。
めんどいのでそのまま冷間時の圧力を計ったら5.5キロ。
いいのか悪いのかわからん。マニュアル通りにプラグホールからオイルを垂らしてもう一度計ったら7キロに上がったのでどうもピストンリングが摩耗してるらしい。
(よく考えたらオイルの回ってない冷間時で低いのは当たり前のような気がする。どのみち7キロでも下限値以下だからアウトだ)

wr250rのヘッドやシリンダーを外すには後ろのフレームごとエアクリーナーを外す必要があるが非常に面倒くさい。いい方法を探していたら海外のフォーラムでアンダーフレームとエンジンのボルトを全部外してスイングアームを軸にしてエンジンを斜め下にスイングさせる方法が紹介されていた。
便利そうなので早速採用してみる。
 ラジエーターや配線を外す必要はあるけれど比較的楽にヘッドにアクセスできたと思う。




圧縮上死点に合わせたつもりだけど全然合っていない。
明らかにコマ飛びを起こしてカムチェーンがずれていた。
調べてみるとwr250rの油圧カムチェーンテンショナーには不具合があって2012年から対策版に変更になっているらしい。油圧が低い状態でどうにかこうにかなるとカムチェーンが暴れて物凄い音がするらしい。
対策品として手動カムチェーンテンショナーなるものがebayで売ってるがどう見てもアルミの板からボルトが生えてるだけの代物。自分でも1時間くらいでつくれそうだ。
さんざん迷った挙句、今回は後期型の純正品に交換することにした。
15000円もするがこの際仕方がない。

バルブクリアランスは排気側0.24mm、吸気側がどちらも0.15mm。排気側が下限ぎりぎりなのでシムを注文した。


シリンダーまで外れた。クランクにガタはないが熱で変色してるのが気になる。

 シリンダーは一部クロスハッチが消えている。新品に4万円以上出すならアテナのボアアップキットに手が届くがそのままでは脱法バイクになってしまう。手続きが面倒くさい。
たぶんシリンダーは大丈夫なのでこのまま使う事にする。

 バルブシートも汚い。幸か不幸か中華シートカッターがステム4.5mmに対応してないのでコンパウンドですり合わせるだけにする。 幸い当たり幅もそんなに増えてなさそう。


 チタン製のインテークバルブも汚い。シートに当たる面だけコーティングがはがれてる模様。チタンバルブはすり合わせ厳禁と書いてあるがもうコーティングもはがれてるしいいんじゃないかと少し思うが我慢して汚れを落とすだけにとどめる。

ピストンはモリブデンショット加工に出した。とりあえずできる事はなんでもやってみるつもり。

さて、早く組み上げないとどうなっていたか忘れてしまいそうになるが部品が届かない事にはどうしようもない。

2019/05/22

wr250r エラー19 最終的解決

しばらくエラー番号19が出て始動不可能という現象に悩まされていたのだが先日やっと解決した。サイドスタンドスイッチなどを経由した信号がキーシリンダーを通ってECUに入っていくのだがどうもキーシリンダー内部で腐食して接触不良を起こしているらしい。 
キーシリンダー交換が普通の解決法だがなんか特殊なボルトをアレしたりしないといけないのと値段もお高いのでパスだ。

そこでキーシリンダーに入っていく信号線をキーシリンダー手前で短絡させてみた。これでエラー19は二度と出なくなったのでめでたく解決だ。これをやって数週間たつが特にバッテリーがあがったりなんかはしていない。そもそもなんでサイドスタンドスイッチなんかをキーシリンダーに通す必要があったのか全く理解できない。もしかすると何かすごい落とし穴があるかもしれないがちゃんと走っているのでまあいいや。


セキュリティに関する部分なのでぼやかしていたけど隠してもあまり意味がないので追記。キースイッチに入る青黒、青黄の線を短絡させる。配線図を見たら一発でわかるので間違えようがない。自分の場合はこれでエラー19が二度と出なくなった。

WR250R ステムベアリング交換

長いこと点検してなかったステムベアリングを久しぶりにのぞいてみたところ…
打ち痕発見! 最近どうも乗り味が悪いというかへたくそになった気がしてたので原因がわかってすっきりである。タイヤのせいにしていたけどもっと根本的な部分だった。


三又からベアリングを外します。叩きたくないのでリューターで削ってみたが結局叩かないとどうにもならんかった。

 ベアリングは4TCR0643。純正品はイイ値段するので互換品を探したけどそんな都合のいいものは存在しなかった。このベアリングはゴムシールと一体なので高いみたいだ。YZ125と共用の社外ステムベアリングキットでは別体式のシールだったので探せばあるっぽいが今回は急いでるのでパス。

 インストールは油圧プレスで。メコリメコリとイヤな音がするけれど叩いて入れるよりはずっとましなはず。

交換後、山の中を走りに行ったらもう走りやすいのなんの。コーナーも怖くないし砂利道でもブレないし。やっぱり定期点検は大事だ。

2019/03/03

MetroExodusとか

最近やったゲームについてメモ。

ニーアオートマタ
セールで安かったのでニーアオートマタを買ってみたのだが… ポン刀を持ったねーちゃんがヤクザめいた動きで敵をぶった切るキルビルみたいなゲームだと思ってたんだが全然違った。舞台になってる廃墟は何の情報もないファッション廃墟だし、味方のオペレータのねーちゃんは埼玉のおっさんが考えたような気持ち悪い喋り方をするし、極めつけはボス敵がホストみたいな素っ裸のあんちゃん二人。突然視界が固定されてショボい横スクロールシューティングみたいになるところなんかそのまま高橋邦子の糞RPGだ。何周かするといくつもエンディングがあるらしいが…
もう当分日本製のゲームを買うことはないと思う。

FarCry5
アメリカの田舎を色々な乗り物に乗って暴れまわるゲームで最高に面白いのだが、胸糞要素が多すぎてじっくり遊べないのが残念すぎる。一定期間ごとにカルトの幹部に誘拐されて生い立ちを聞かされたり洗脳されたりするのが本当にクソ。一番むかつくのがフリフリの服を着てフワフワ浮いてるクソババア。このムカつき加減もゲーム制作者の意図したものだろうけどちょっと度が過ぎる。これの続編も予告を見る限りじゃ敵の親玉が大阪なおみみたいな憎たらしい感じなので用心してしばらくは買わない。
あとは釣り要素だけど、XBOXのコントローラ専用に調整されてるらしく、キーボードではまともに遊べないのが残念。

MetroExodus
待ちに待った大作だけれど日本だけ値段が高いのはなんとかならんかったのか。吹き替えとかいらない人もいるんだから全然納得いかん。
鉄道でシベリア横断というのは知っていたが、冒頭でまさかの設定が明かされるのでびっくりなんてもんじゃない。ラジオから日本語も聞こえてくるから日本にも生存者いるよね?
最初のMetroで感じていた寂寥感とかはなんだったのか。偉そうに世界について講釈していたカーンおじさんの立場は?まあ続編を作るにはこうするしかなかったんだろうし、最高に面白いから別にいいんだけど。
このシリーズは無駄な殺生をするとなぜかバッドエンドになる伝統があるけれど、今作はそれに一応理由がついていたので良かった。(主人公が何か無体をすると仲間が去っていき、最後に主人公に大量の輸血が必要になるシーンで血液が足りなくなる)
 あとは最初のMetroで大好きだったオカルト要素が薄くなってたのが残念。歌うパイプ、クレムリンの星、図書館の黒い本とかああいうの。アノマリーはどっちかというとオカルトじゃなくてSF寄りの要素だし。
最後に、このゲームで最大の欠点が3D酔いだ。今までのシリーズは平気だったのになぜかExodusだけ、盛大に酔う。それもジクジク頭痛になる最悪の酔い方。このゲームのFOVは90相当らしいのでキャラクターの頭の動きかなんかが原因だと思うけどこれをなんとかしないと2周目を遊ぼうなんて気にならないのが残念でならない。


wr250r ecu 読み書きソフト公開 総まとめ

もういい加減飽きてるし自分の中で旬も過ぎてるんだけど中途半端のまま中断していたので完結させることにした。

win10でコマンドラインからwr250r/xのECUを書き換えできるツールが完成した。中国製のヤマハのパチもんツールのプロトコルをキャプチャするという卑怯な手で作成してあるけれど一応、動く。
肝心のチェックサムの計算方法も判明した。バイナリを順番に16ビットの整数として足し合わせて 合計が0xAA55になるように調整するというんだが、わかるかよこんなもん。

そんなわけで読み書き、チェックサム計算の合計3つのプログラムを公開します。
利用は自己責任です。燃調のマップと点火マップしか判明していないのでできることは少ないです。気合のある人はIDAProなんかで探してみてください。私はあきらめました。wr250rとxのイメージのdiffをとって違うところがなんか怪しいです。ちなみにrとxの燃調マップと点火マップは全く同じでした。

ここからダウンロードしてください。
http://www.mediafire.com/file/ycf2wacc0sy043w/wrecu.zip/file

checksum.exe   チェックサムを計算して修正します。
wrecureader.exe  ECUから読み込みます。
wrecuwriter.exe  ECUに書き込みます。
wr250r.xdf  TunerProの定義ファイルです。マップの場所とかが入ってます。
                 マップを3次元表示するとなんかかっこいいです。
schematic.png  読み書きする装置の回路図です。2000円もあればできます。

usb-serial変換のFT232は秋月のを使いました。LINトランシーバICはmouserとかdigikeyで買えます。クソ簡単な回路なのでバカでも作れます。ecuの電源スイッチは必ずつけましょう。





動作にはFT232のライブラリも必要なのでどこかでダウンロードしましょう。

読み書きの手順はwrecureaderで読み込んでTunerProで編集してチェックサムが狂っているのでchecksum.exeで修正してwrecuwriterで書き込みます。私は一回で面倒くさくなりました。 何か発見したら公開してください。

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