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2018/11/24

ポータブルナビのGPSユニットを交換

最近カーナビがなかなか衛星を受信しなくなった。別にフリーズしているわけではなく、いつでもメニューの操作ができるのでGPS部分の劣化と決めつけて分解してみた。



 型番はサンヨーのNV-SD10DTZだ。今更カーナビを買う気もないので壊れてもいいくらいの気持ちですばしっこく分解する。GPSユニットと本体間の信号線を探し当てる。フラットケーブルの4番目、チップコンデンサの手前に配線を割り込ませればいい。 9600bpsで普通のNMEAセンテンスが流れていると予想。

 入れ替えるGPSモジュールはBANGGOODで980円で買ったBN-220だ。GLONASSもガリレオも受信できるすぐれものだが今回はフツーのGPSしか使わないので少しもったいない。


 古いモジュールを撤去して新型モジュールをインストール!そしてスイッチオン!してみるが全然現在地を表示しない。モジュールは衛星を捕捉しているのでどうやら本体との通信がうまくいってない様子。しばらく考えてGPSモジュールをubloxのユーティリティでPCにつないでみると原因がわかった。このモジュール、デフォルトでGLONASS専用になっているみたいだ。当然、このナビはGLONASSに対応していないので動かない。早速パラメータを書き換えて普通のGPS専用に設定しなおすときちんと本体でも認識してくれた。


やったぜ。室内でも良好に衛星を捕捉できる。しかし地図を表示させると数百メートル北にずれる。 今度は測地系が違う! このままでは使い物にならないので再びPCにつなげて設定しなおしだ。WGS84から東京測地系に変更したいのだが、プルダウンの候補に一切説明がないので探すのに難渋した。ちなみにこのモジュールではプリセットの測地系はWGS84のみ。それ以外はユーザー定義で各パラメータを変更しなかればいけない。

測地系もきちんとあわせたらぴったり現在地を指し示すようになった。

モジュールはぎりぎり本体に入らなかったのでアンテナの穴から突き出した。見栄えなど気にしない。これなら車上荒らしも盗む気にならないはず。高そうなナビやお金なんかを車に置きっぱなしにすると窓をカチ割られて盗まれるのでこういう気づかいが必要なのだ。

 以前と比べると超高感度となったゴリラ・ナビだが相変わらず地図はしょぼいままだ。まあ、現在地がうっすらとわかる程度でよいので自分にはこれで十分だ。
詳細な地図がいるときはUUDの二万五千分の一地図が入ったスマホを使う。
最初はラズパイをナビにすることも考えたけれど、ブートに1分近くかかるし電源断の対策も面倒だし、ダッシュボード上に置くには見苦しい形にしかならないので今回は見送った。
久しぶりにそこそこ役に立つ工作をした気分。

 

 


2018/10/13

阿寒金山に行く

釣りに来たついでに阿寒金山跡を探してみた。とっくの昔に操業をやめているはずだがなにかしら痕跡は残ってるだろう。

この周辺には阿寒鉱山、当別鉱山の二つがあるという。まずは阿寒鉱山から探すことにする。

ここには400メートル坑、430メートル坑、460メートル坑の三つがあるらしい。急斜面を迷う事30分あまり、400メートル坑跡に到着。

垂直にえぐれた斜面から水がじくじく染み出している。地形図の場所とも一致するし、石英の脈の入った石ころが転がってるのでここで間違いないだろう。

 当然のことながら坑口は塞がっている。北向きとは別に西向きにも坑口があるみたいだが図面に載っていない。しばらくこのあたりの石ころを拾ったりしていたが薄気味悪い場所なので帰ることにする。他の坑口も似たような感じだと思うのでパス。

阿寒鉱山を見つけられたので当別鉱山に向かう。阿寒鉱山から南西の方向で林道のどんづまりの先だ。 

林道の終点にバイクを置く。ここから150メートルで当別鉱山だ。

なんか物凄い場所だ。 閉山してから60年以上は経っているので何の痕跡もない。

 それっぽい石ころがたくさんある。鉱山から出たものだろう。紫色の入った石がけっこうあるがなんだろう。

資料だと坑口は東向きに開いているそうだがそれらしい場所がたくさんあってどれだかわからなかった。石英がゴロゴロしてるのでこのへんに鉱山があったのは間違いない。

 ここで拾ったかっこいい石ころをアップで。新しいスマートホンのカメラの性能がウンコなのでブレブレだ。

2018/09/20

紅ノ沢に辰砂を取りに行く

せっかくだからこの紅の沢を選ぶぜ

石ころ拾い病が再発してきたので置戸の紅ノ沢に辰砂を拾いに行ってきた。どこかのブログで紹介されてたのを読んでからずっと行きたかったのだが当然のことながら場所が秘密なのでネットで情報収集をして場所をなんとか特定した。 紅ノ沢発見当時の論文を国会図書館で探せばすぐにわかるのだそうだが今の自分にはとても面倒くさいので、林道の写真に写った山の稜線と同じ場所をGoogleEarthで探すというとても気持ち悪い方法でだいたいの場所を絞り込んだ。決め手になったのが国土地理院の航空写真だ。水銀鉱山が稼働している時期の写真を見たら一発だ。
あとはgoogleで拾った「川を渡る」「勝北峠の北東」といったキーワードで絞り込んでいけば、ばっちり紅の沢に到達できるはずだ。

鹿の子ダムから三股に抜ける林道を進むのだが物凄い荒れようでオフブーツをはいていかなかったのを後悔したくらいだ。去年の台風のせいだろう。

 GoogleMapとかYoutubeの走行動画だとそんなにたいした場所に見えないが実際はこの写真みたいな崖だらけ、倒木だらけである。9/18日現在、ごっつい倒木で車は通行できない。バイクなら丸太越えをすれば行けるけれども交通量がゼロなので一人で行って何かあったら大変なことになってしまうので要注意だ。

目標地点の近くにバイクを停めて長靴に履き替える。川は靴のままで渡れそうで渡れない微妙な深さと幅なので長靴は必須だ。

そして川を渡り対岸をガサガサすること数分。小さな流れに白い石の破片が散らばっている。拾ってみると赤いポツポツがある。やったぜ。辰砂だ。先に来た人が捨てていったものだろう。


さらにここから数歩登っていくと問題の露頭があった。ここが紅の沢で間違いない。
牛ぐらいの大きさの白い石が辰砂の露頭だ。写真にはうまく写らなかったが辰砂の結晶でピンク色に染まって見える。 

 それにしてもタガネで掘ったあとがすごい。横にトレンチまで掘ってあるぞ。ちなみに持参したダイソーのタガネは全く役に立たなかった。周りに散らばったカケラの中にもそこそこ辰砂が入っていたのでいくつか拾い集める。 
実はここを見つけるのが目的だったので辰砂そのものはそんなに興味がなかったりする。なんでも資料やなんかを家で調べているときが一番楽しいものだ。



クソピンボケだが辰砂のアップ写真。 とても脆いのでかっこいい標本がなかなか取れない。

航空写真だとここから一つ東の谷が水銀鉱山の本体だったようだ。坑道が何本か掘られていたそうだが今ではみんな泥に埋まってしまっているという。鉱山の事務所のあった場所も今では跡形もない。

 30分くらい現地にいたがいい加減クマが怖いので撤退することにした。
 なかなか恐ろしくも楽しい採集行でした。

かっこいい標本は採れなかったけどなんか赤いしこれで満足だ。


追記:帰宅後、部屋にオバケが出たのでここには何かいるのかもしれない。まあ夢かもしれないが夜中の3時に部屋の中でわちゃわちゃ女の声がして叩き起こされた。熊の問題もあるしあんまり一人で行くべきじゃない場所かもしれない。今後、家が稲生物の怪録みたいになったらどうしよう。

2018/05/26

メノウを拾いに行く

枝幸でメノウを拾える場所があるというので行ってみた。メノウそのものに特に興味はない。昔、メノウを採掘していた有名な場所だというし近くに金鉱の跡地もあるというので散歩がてらに寄ってみたというわけだ。



目標の川の入り口にバイクを停める。ここからは長靴で川の中をじゃぶじゃぶ歩く。


一度も使われなかったという鉄道橋をくぐる。このへんはまだ車の音が聞こえてそれほど怖くはない。もう少し進むと倒木を壊してアリを食べた跡なんかがあるので用心して爆竹を鳴らしながら進む。


 早速一つ発見。

 目が慣れてくるといくらでも拾える。このメノウ、上流から流れてくるというよりは両岸の砂礫の中からいくらでも出てくる感じだ。


幸い、晴れていたのでそんなに怖くはなかった。これで曇りだったら心細いなんてもんじゃない。


ヤチブキも咲いていた。

 熊に襲われることなく無事に帰りついたので戦果確認。結構拾ってきたがこいつら、本棚にでも転がしておくくらいしか利用法がない。まあ、楽しかったからよしとしよう。 近くの金鉱跡はめんどくさいから寄らなかった。

モフモフタイム!!!!!!!!!!!!!!!!!

2018/04/15

プクサを採りに行く

春なので道北のウコチャヌプコロ川(秘匿名称)にプクサを取りに行った。アイヌのグルメ漫画がヒットしてるので今年はプクサ争奪が激しくなるから一番乗りしようというさもしい魂胆からの行動である。


 U川には当然ながら熊が出るので熊対策も完全だ。熊スプレーに100均のピストルだ。これは100円のくせに8連発で火薬を発火できるすぐれものだ。自分で作った唐辛子スプレーはとっくの昔に捨てた。あんな厄介なもんつくるものじゃないです。

 プクサプレイスにやってきたのだが何か様子がおかしい。一面泥に覆われている。どうやら洪水の餌食になったようだ。

 洪水というより地下水が大量に噴出してできたクレーターがいくつもある。こんなもん初めて見た。で、プクサの群落のほとんどがクレーターに飲まれるか泥の下に埋まっているかで見当たらない。日頃の行いが悪いからこんな事になるんだろうな。

 いくつか食べられそうなのを発見したが去年よりあからさまに少ない。がっかりである。新しい場所を探さねばなるまいがこの時期、林道のゲートは閉まっているので相当歩かないといけない。山菜取りの老人が迷い込んで死ぬのを防ぐためだろうがいい迷惑だ。(こんな事を書いてると自分が真っ先に迷って死にそうだがもう色々と自業自得なので気にしない)

なんか食べられそうだが正体のわからない新芽を発見。

「フクジュソウは煎じてお茶にするとうまい」という謎の間違った知識が浮かんできたのだがどこからそんな考えが湧いてきたのか知りたい。(三月精あたりか?)

ウコチャヌプコロしてるカエルを発見。寒さに弱いくせになぜ雪に突っ込もうと考えたのか。
杉元!ウンコだ!ウンコの山だ! エゾタヌキのウンコプレイスだろうか。人間の可能性もあるが紙の形跡がないので危険人物である。どこでも一番怖いのは人間だ。タヌキとヒグマは仲が良いとされているが、それはヒグマにはオスしかいなく増えることができないのでタヌキを捕まえては筋トレさせてヒグマ化しているからである。嘘みたいな話だがアイヌに伝わる伝承なので本当だと思う。
ちなみにゴールデンカムイの黄金はウンコの事だと思う。ウンコで大喜びするヒロインがいるんだからやはりテーマはウンコだろう。

帰り道、40年くらい前に存在したという温泉の跡地を探検してみる。色々調べてどうもここに違いないという場所なのだが何も残っていない。ここは冬でも雪がすぐ融けてしまう場所なので確かに温泉跡地っぽい。

サーモグラフィーで見ても特に怪しい場所は見つからず。残念。

結局採れたのはこれだけ。もっといい場所を探さなくては。









2018/04/10

4月

最近ブログに書ける事がない。あるにはあるのだけれど、詳しく書けない。
Lorawanのモジュールをいじくり倒していたけど、どう考えても技適なんか取得してるブツじゃないので書けない。Quadplaneも艤装中だけれどどうみても150gどころかその二十倍は重さがあるので書けない。
庭に突然穴があいて異世界とつながったのでそこで実験しています!って断り書きを入れても当局が聞いてくれるとは思わないので日記をあきらめるしかない。
日記も自由に書けないなんてひどい世の中ではないか。

というわけで読んだ本などについて書く。
グレッグイーガンのシルトの梯子が話題だったのでやっと読んでみた。読んでみたが自分にはいまいちしっくり来ない。しっくり来ないどころか昔からイーガンの作品に感じていた違和感が最大の濃度で襲いかかってきた。なんかこいつらポリコレ臭くて気持ち悪い!昔からイーガンの登場人物がなんか気に入らなかったけれども、やっとその理由がわかった。こいつら宇宙時代の宇宙ポリコレなんだ。作中にアナクロノーツっていう古臭い価値観の集団が出てくるのだけれど、ポリコレ属性の主人公たちがもうこれでもかというくらいバカにして罵倒してるの。トランプ支持者をボロクソにけなすリベラルみたいな感じ。 そういえばディアスポラでも肉体に固執する人達を滅茶苦茶バカにしていたよな。僕はアナクロノーツみたいにわからないものはとりあえず攻撃してみてから様子を見るという考え方のほうが好きなので主人公たちに上から目線でポリコレ臭い説教されるともう反感しか感じない。それ以外の部分は面白かったのだけど、まあ自分にはあわなかったみたいだ。 
なんかこのモヤモヤした感じ、ステラリスで土人の惑星を滅茶苦茶軌道爆撃したりして解消するしかない。




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