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2018/09/20

紅ノ沢に辰砂を取りに行く

せっかくだからこの紅の沢を選ぶぜ

石ころ拾い病が再発してきたので置戸の紅ノ沢に辰砂を拾いに行ってきた。どこかのブログで紹介されてたのを読んでからずっと行きたかったのだが当然のことながら場所が秘密なのでネットで情報収集をして場所をなんとか特定した。 紅ノ沢発見当時の論文を国会図書館で探せばすぐにわかるのだそうだが今の自分にはとても面倒くさいので、林道の写真に写った山の稜線と同じ場所をGoogleEarthで探すというとても気持ち悪い方法でだいたいの場所を絞り込んだ。決め手になったのが国土地理院の航空写真だ。水銀鉱山が稼働している時期の写真を見たら一発だ。
あとはgoogleで拾った「川を渡る」「勝北峠の北東」といったキーワードで絞り込んでいけば、ばっちり紅の沢に到達できるはずだ。

鹿の子ダムから三股に抜ける林道を進むのだが物凄い荒れようでオフブーツをはいていかなかったのを後悔したくらいだ。去年の台風のせいだろう。

 GoogleMapとかYoutubeの走行動画だとそんなにたいした場所に見えないが実際はこの写真みたいな崖だらけ、倒木だらけである。9/18日現在、ごっつい倒木で車は通行できない。バイクなら丸太越えをすれば行けるけれども交通量がゼロなので一人で行って何かあったら大変なことになってしまうので要注意だ。

目標地点の近くにバイクを停めて長靴に履き替える。川は靴のままで渡れそうで渡れない微妙な深さと幅なので長靴は必須だ。

そして川を渡り対岸をガサガサすること数分。小さな流れに白い石の破片が散らばっている。拾ってみると赤いポツポツがある。やったぜ。辰砂だ。先に来た人が捨てていったものだろう。


さらにここから数歩登っていくと問題の露頭があった。ここが紅の沢で間違いない。
牛ぐらいの大きさの白い石が辰砂の露頭だ。写真にはうまく写らなかったが辰砂の結晶でピンク色に染まって見える。 

 それにしてもタガネで掘ったあとがすごい。横にトレンチまで掘ってあるぞ。ちなみに持参したダイソーのタガネは全く役に立たなかった。周りに散らばったカケラの中にもそこそこ辰砂が入っていたのでいくつか拾い集める。 
実はここを見つけるのが目的だったので辰砂そのものはそんなに興味がなかったりする。なんでも資料やなんかを家で調べているときが一番楽しいものだ。



クソピンボケだが辰砂のアップ写真。 とても脆いのでかっこいい標本がなかなか取れない。

航空写真だとここから一つ東の谷が水銀鉱山の本体だったようだ。坑道が何本か掘られていたそうだが今ではみんな泥に埋まってしまっているという。鉱山の事務所のあった場所も今では跡形もない。

 30分くらい現地にいたがいい加減クマが怖いので撤退することにした。
 なかなか恐ろしくも楽しい採集行でした。

かっこいい標本は採れなかったけどなんか赤いしこれで満足だ。


追記:帰宅後、部屋にオバケが出たのでここには何かいるのかもしれない。まあ夢かもしれないが夜中の3時に部屋の中でわちゃわちゃ女の声がして叩き起こされた。熊の問題もあるしあんまり一人で行くべきじゃない場所かもしれない。今後、家が稲生物の怪録みたいになったらどうしよう。

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