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2019/11/12

wr250rエンジンオーバーホール 1

ある日、エンジンをかけるとガガガと物凄い異音がして30秒くらいで収まった事があってからどうもパワーがない感じが気になっていた。
とっくに4万キロ超えてるし腰上オーバーホールをやってみた。

圧縮圧力を計ろうとタンクを外したところで暖機を忘れた事に気が付く。
めんどいのでそのまま冷間時の圧力を計ったら5.5キロ。
いいのか悪いのかわからん。マニュアル通りにプラグホールからオイルを垂らしてもう一度計ったら7キロに上がったのでどうもピストンリングが摩耗してるらしい。
(よく考えたらオイルの回ってない冷間時で低いのは当たり前のような気がする。どのみち7キロでも下限値以下だからアウトだ)

wr250rのヘッドやシリンダーを外すには後ろのフレームごとエアクリーナーを外す必要があるが非常に面倒くさい。いい方法を探していたら海外のフォーラムでアンダーフレームとエンジンのボルトを全部外してスイングアームを軸にしてエンジンを斜め下にスイングさせる方法が紹介されていた。
便利そうなので早速採用してみる。
 ラジエーターや配線を外す必要はあるけれど比較的楽にヘッドにアクセスできたと思う。




圧縮上死点に合わせたつもりだけど全然合っていない。
明らかにコマ飛びを起こしてカムチェーンがずれていた。
調べてみるとwr250rの油圧カムチェーンテンショナーには不具合があって2012年から対策版に変更になっているらしい。油圧が低い状態でどうにかこうにかなるとカムチェーンが暴れて物凄い音がするらしい。
対策品として手動カムチェーンテンショナーなるものがebayで売ってるがどう見てもアルミの板からボルトが生えてるだけの代物。自分でも1時間くらいでつくれそうだ。
さんざん迷った挙句、今回は後期型の純正品に交換することにした。
15000円もするがこの際仕方がない。

バルブクリアランスは排気側0.24mm、吸気側がどちらも0.15mm。排気側が下限ぎりぎりなのでシムを注文した。


シリンダーまで外れた。クランクにガタはないが熱で変色してるのが気になる。

 シリンダーは一部クロスハッチが消えている。新品に4万円以上出すならアテナのボアアップキットに手が届くがそのままでは脱法バイクになってしまう。手続きが面倒くさい。
たぶんシリンダーは大丈夫なのでこのまま使う事にする。

 バルブシートも汚い。幸か不幸か中華シートカッターがステム4.5mmに対応してないのでコンパウンドですり合わせるだけにする。 幸い当たり幅もそんなに増えてなさそう。


 チタン製のインテークバルブも汚い。シートに当たる面だけコーティングがはがれてる模様。チタンバルブはすり合わせ厳禁と書いてあるがもうコーティングもはがれてるしいいんじゃないかと少し思うが我慢して汚れを落とすだけにとどめる。

ピストンはモリブデンショット加工に出した。とりあえずできる事はなんでもやってみるつもり。

さて、早く組み上げないとどうなっていたか忘れてしまいそうになるが部品が届かない事にはどうしようもない。

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