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2020/03/27

ジムニー AT載せ替え 載せ編

降ろしたトランスミッションを無事送り出せたので新しいのを搭載する作業に入ります。

その前についでにクランクオイルシールを交換。
こんな大きいシールを素直に入れられる自信がないのでインストーラーを作成する。
初めて3dpが役に立った気がする。
 こうして当てて…
 フランジを当てて均等に締め付ければきれいにオイルシールを挿入できるぞ。
フランジだけでもいいような気がするが最後に叩かないといけなくなるのでどうしても入れすぎの不安がある。

さあ、新トランスミッションを持ち上げるぞい!
ちなみに、ブラストでもかかってるみたいにキレイだけれど実際は銀ペンキを塗りたくられてるだけだ。

なんでガレージが真っ暗かというと風が強くて砂塵が吹き込むのとわけのわからない暇なジジイが闖入してくるから! あいつら暇すぎて頭がおかしくなっていて、一度ロックオンされると「ワシは神戸の倉庫にメグロを100台持っていてレストアしてる」「満州でドイツ製の陸王に乗ってアメリカ軍と戦っていた」なんていう話を無限に聞かされるので阻止せねばならぬ。

フロアジャッキに枠をでっちあげる。降ろす時はいいが上げるときは必要かもしれない。トランスミッションをロープで縛りつける時にも便利だ。

 車の下にセットして…
 ずらしてジャッキの上に搭載完了。下に段ボールを敷いておくと片手でも動かせる。
 途中でフレームを避ける必要がある。後ろのオイルシールを傷つけないように注意。
後ろの部分がフレームをクリアしたら、リアマウントを取り付ける。
リアマウントが付いたらあとは仰向けの状態で楽にトランスミッションを前後に動かせる。
万が一の落下に備えてジャッキは待機しておいたほうがいいと思う。
仰向けでトランスミッションを持ち上げてエンジンと結合させる。この時トルコンが奥まで入っていないと絶対に最後まで入っていかないので注意。直前まで段ボールでも噛ませて出てこないようにしておく。
入っていかないときにボルトを締めてなんとかしようとしないように(やりかけた)
角度が正しく、トルコンが奥まで入っていればスコーンときれいにはまるはず。

 やっとはまった。オイルパンが傷だらけだ。枠は邪魔になったのでむしり取った。
この写真ではシフトシャフトが逆さについてるので注意だ。全然届かないからしばらく悩んだぞ。


 運転席側の凶悪なボルトはクソ長エクステンションでなんとかなった。

あとはセルモーター、オルタネーター、センターパイプ、ドライブシャフトなどを取り付けてATFを注入してAT学習を行えばおしまい。 


あったほうがいい工具リスト
  • ジャッキ 50㎝くらいあがるやつ。 体力に自信があればなくてもいけそう。
  • ボルトを保持できるソケット。特にトルコンに使う12ミリのやつ。
  • いろんな長さと角度のメガネ。狭い場所のボルトを外すので必要。一ヵ所でも外せなかったら詰む。 
  • いろんな長さのエクステンション
  • ラスペネ  これを吹きまくったおかげかボルトを一本もなめなかった。

2020/03/13

ジムニー AT載せ替え 降ろし編

ジムニーの変速がずっとおかしかったのでリビルト品に載せ替える事にした。
冷えた状態だと1速から2速の間で滑ったみたいにフオオオンとなる。
内部のストレーナーが詰まってこういう状態になるという説に従ってストレーナー交換を真っ先に考えたが、そもそもストレーナーが詰まるほど内部の摩擦材が消耗してるということなので気持ち悪いからスパっとリビルト品載せ替えに行くことにした。
オートマ内部を自分でリフレッシュするのも考えたが、オートマ内部は自分の理解を超えてるので却下。
自分の理解だとオートマミッションは入力部分にカタツムリの殻みたいなのがくっついていて下の部分にはパチンコ玉の詰まった迷路が存在するという超技術の産物なのでこんなもの分解しないに越したことはない。
この機会にマニュアルミッションへの交換も検討したが、操作を覚えるのがだるいのでこれも却下。バイクに先に慣れたので、左手ならまだしも足でクラッチを操作とか無理。

早速リビルトトランスミッションが届いた。重さは60キロと聞いていたが持った感じ、そこまで重くはなさそう。 スピードセンサとかオイルパイプとか付属してないので古いのから移植する必要がある。交換用のOリングなんかが付属しているがなんか頼りないので純正を注文した。
このリビルト品、外した古いのを2週間以内に返送しないといけない。
途中で飽きたりイヤになったりして放棄するととんでもないペナルティが課せられるのでプレッシャーが物凄い。

 作業の手順としては
  1. トランスミッションとエンジンをつなぐ2本のボルト、2個のナットをゆるめる。
  2. セルスターターを外す。
  3. 前のプロペラシャフトを2本とも外す。
  4. センターパイプを外す。
  5. AT本体のコネクタを3か所外す。
  6. セルモーター穴からトルコンのボルト6本を外す。
  7. ジャッキを下からあてて支える
  8. AT後部のマウントを外す
  9. AT本体を後ろに押してエンジンから外す
  10. AT本体がフリーになったらジャッキを降ろす
 すべてのボルトが手の届かない地獄のような場所にあるので舐めたら終わり。ラスペネを吹いて精度の高い工具を使って舐めるのを絶対に回避しよう。

 ジャッキで支えてる様子。揚程47㎝のジャッキで十分間に合った。

セルモーターの穴の奥に見えるのがトルコンとリングギアを接続するボルト。地獄か。手前のノックセンサも溶けてるし。ポンコツが過ぎる。




降りたトランスミッション。なにもかもが狭くて固くてつらい作業だった。
さっそく梱包してコアの返送作業に入る。

交換するOリングやらガスケットが届いたら次は載せる作業だ。
果たしてうまくいくのだろうか。


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