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2020/04/16

グレゴリイ・ベンフォードとか

BLAME!の元ネタだというのでグレゴリイ・ベンフォードの著作をいくつか読んでみた。確かにキリイもシボもサナカンも名前そのままで出てくる。設定も流用というか拝借というかリスペクトしたものがたくさん出てくるのでファンとしては少し微妙な気持ちになる。やはり好きな作品は一から十まで作者が全て創造したものであってほしいものだ。
他に影響を受けてる作品といえば椎名誠の武装島田倉庫あたりか。電気漁師の名前なんかいかにも椎名誠風だし、タイトルのブラムも武装島田倉庫のダム襲撃で使われる「一方向への破壊力では最強の武器」から取ったものだと思う。
パクリでがっかりしたというつもりは全然なくてあの異様な世界にも元ネタがあって意外だったという話。都市構造体とか珪素生物のカッコよさではBLAME!が断然上だ。だいたい元ネタの機械知性体のマンティスとかいうやつ、突然芸術とか言い始めてダメダメすぎる。人間とは隔絶した異様な知性じゃなかったのかよ。

あとは、翻訳が悪いのか元から悪文なのかとにかく読みにくい。読んでると頭が痛くなってくる箇所が多数あってつらい。日本語として意味が通ってない部分も見受けられた。シリーズの途中から訳者が変わって一転して読みやすくなったので最初の翻訳者が少しアレだったんじゃないかと思う。悪文以外にもhydraulic doorが水圧式ドアになっていたり、梁のbeamが光線銃のビームになっていたり色々と酷い。 SFの翻訳者ってannihilatorをアニヒレーターと訳しちゃう人もいるので読むほうも全く油断できないのだ。

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