春なので道北のウコチャヌプコロ川(秘匿名称)にプクサを取りに行った。アイヌのグルメ漫画がヒットしてるので今年はプクサ争奪が激しくなるから一番乗りしようというさもしい魂胆からの行動である。
U川には当然ながら熊が出るので熊対策も完全だ。熊スプレーに100均のピストルだ。これは100円のくせに8連発で火薬を発火できるすぐれものだ。自分で作った唐辛子スプレーはとっくの昔に捨てた。あんな厄介なもんつくるものじゃないです。
プクサプレイスにやってきたのだが何か様子がおかしい。一面泥に覆われている。どうやら洪水の餌食になったようだ。
洪水というより地下水が大量に噴出してできたクレーターがいくつもある。こんなもん初めて見た。で、プクサの群落のほとんどがクレーターに飲まれるか泥の下に埋まっているかで見当たらない。日頃の行いが悪いからこんな事になるんだろうな。
いくつか食べられそうなのを発見したが去年よりあからさまに少ない。がっかりである。新しい場所を探さねばなるまいがこの時期、林道のゲートは閉まっているので相当歩かないといけない。山菜取りの老人が迷い込んで死ぬのを防ぐためだろうがいい迷惑だ。(こんな事を書いてると自分が真っ先に迷って死にそうだがもう色々と自業自得なので気にしない)
なんか食べられそうだが正体のわからない新芽を発見。
「フクジュソウは煎じてお茶にするとうまい」という謎の間違った知識が浮かんできたのだがどこからそんな考えが湧いてきたのか知りたい。(三月精あたりか?)
ウコチャヌプコロしてるカエルを発見。寒さに弱いくせになぜ雪に突っ込もうと考えたのか。
杉元!ウンコだ!ウンコの山だ! エゾタヌキのウンコプレイスだろうか。人間の可能性もあるが紙の形跡がないので危険人物である。どこでも一番怖いのは人間だ。タヌキとヒグマは仲が良いとされているが、それはヒグマにはオスしかいなく増えることができないのでタヌキを捕まえては筋トレさせてヒグマ化しているからである。嘘みたいな話だがアイヌに伝わる伝承なので本当だと思う。
ちなみにゴールデンカムイの黄金はウンコの事だと思う。ウンコで大喜びするヒロインがいるんだからやはりテーマはウンコだろう。
帰り道、40年くらい前に存在したという温泉の跡地を探検してみる。色々調べてどうもここに違いないという場所なのだが何も残っていない。ここは冬でも雪がすぐ融けてしまう場所なので確かに温泉跡地っぽい。
サーモグラフィーで見ても特に怪しい場所は見つからず。残念。
結局採れたのはこれだけ。もっといい場所を探さなくては。